昔からの疑問

明徳は対外試合禁止6カ月 来夏出場へは道開く

毎年多かれ少なかれ出てくる部員の不祥事⇒連帯責任⇒出場停止の流れ。
野球、サッカー等競技に関係なくあるわけだけど、いつまでこんな形を取り続けるんだろ?
古きよき時代には、特に団体競技では、大きな抑止力として働いたかもしれない。
でも、今はどうだろ?
連帯責任で出場停止になるのが怖くて、
無理な我慢を強いられている人の方が多いのではなかろうか?

昨今の高校スポーツで全国レベルに出てくるのはいわゆるスポーツエリート。
そんな彼らにはチーム内でのレギュラー争いが非常に重要な訳で、
そのためには純粋に努力を惜しまないのが基本な訳ではあるが、
それでも望みがかなわないとなると「他人を蹴落としてでも」って
考える奴の一人や二人でてくるんじゃないのか?
で、下級生や同級生に対して当たりたくもなるんじゃないのか?
そんな焦りや苛立ちのはけ口にされたらどうしたらいいのさ?
指導者にしても出場停止を恐れて公にしたくないからもみ消そうとする。
で、後からそれがばれて、全国優勝したチームですら揶揄に晒される。
高野連等に連絡したら何らかの形でチームに迷惑がかかる。
しかも、そうなると加害者で無く被害者が苦境に立たされたりする。

先日、おいらが通う整骨院で知り合った某有名校野球部の高校生がいる。
聞く所によると、何気に一年生でベンチ入りと言うかなりの実力らしい。
その彼は肩を痛めて通院中だったのだが、ある日、背中が痛いと言い出した。
原因はあばら骨にヒビが入った事による反射痛?とか言うものらしい。
で、なぜそんな事に?って聞くと、「先輩に蹴られた」かららしい。
それを聞いた母親は、もちろん激怒。すぐさま報告しようとしたらしいが、
本人が必死で止めたらしい。
指導者に訴えると、すぐさま高野連に報告され、何らかの形でチームに迷惑がかかる。
そこで、彼の母親はいろいろ考えをめぐらせた結果、
父母会に連絡して、保護者を通して注意勧告してもらうのだが、
一時的に治まっても、すぐ元通りできりが無いらしい。
何やってんだ加害者の親は???ってのもあるけど、
現場にいない人間にいくら言ったところで解決に至る事はないのだろう。
で、良くしてくれている先輩に相談すると、帰って来た言葉が、

「とにかく今は我慢しろ。オレも昔はやられてた」

まるで漫画みたいな世界。でもこれは現実。実際良く聞く話。
しかも、どれもこれも今に始まった事ではないのは明白だろう。
で、暴力行為が運悪くエスカレートすると明るみに出てしまい
前述の流れに沿って記事のような事につながる。
すると、結果的に損するのは、まじめに頑張ってる大多数の人。
加害者は少々の処分を受けたところでどこ吹く風だろう。

ま、何でもそうだけど、今の日本って全般に加害者に対して甘い気がする。
情状酌量はケースバイケースであってもいいと思うが、
基本的には、少々過剰なぐらいの厳罰が与えられるべきではなかろうか?
でないと法の抑止力なんて微塵も効果なくなると思うのはおいらだけなのか?

と、まあだんだん何が言いたいのか訳がわからなくなってきたのでこの辺で。(^_^;)

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