通信技術の未来

ここ数日、若手メンバー中心に立ち上げを進めている
新規プロジェクトに関して相談を受けてみたりしてたんだけど、
いろいろ考えさせられることが多い。
ってか、通信分野の研究に関して日々感じていたことを、
やっぱ若いメンバーも感じていると知り、ちょっと安心した。

正直、無線有線問わず、通信インフラは供給過多だと思っている。
サービスコンテンツがまったくもって追いついてきてないってこと。
確かにRIAとかが普及し、新しい未来像の断片は見えてきてるかもしれないけど、
クライアント・サーバシステムにおいて、
クライアントの処理能力を期待しないポリシーが期待する方向に変わっただけで、
ネットワークサイドにかかる負荷ってのは著しく変化したわけではないと思う。
有線だと光が、無線だと11nが登場し、普通に100Mbpsとかの帯域が使えるようになったけど、
今以上の帯域を欲してるのはごく一部で、大部分のユーザには十分すぎるのが現状ではなかろうか。
そんななかで、ネットワーク技術って今以上の何かが必要とされてるとは思えない。
いや、まあ、物理層というかデバイスは新しい高みを目指すでしょうしそうあるべきだと思います。
特に無線は、いつでもどこでも安心、安全、高速、大容量という目標は未だ道半ばでしょうから。
アプリケーションやサービスに関しては、今後ますますローエンドなユーザへの認知が進むにつれ、
ニーズや課題が生まれるだろうし、新しい取り組みや世界観の提供が行われることでしょう。
が、システムサイドでは結局既存の枠組み以上の何かが生まれそうな予感がない。
正直、なんら新しい世界観を供給できるだけの要素を見つけることが出来ない。
凄くニッチだけど重要な分野ではあるとは思うのだけれど、それに甘えすぎてる気がする。
ユーザ不在の不毛な議論が横行し、重箱の隅のつつきあいならまだしも、
その隅っこの残りかすを寄ってたかって奪い合ってるようにしか見えない。

うーん。。。だんだん何が言いたいかわからんくなってきた。
ま、要はこの領域の研究はつまらんと感じてるだけだろうな。

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