先日の続きで高校編。
さすがにこの辺まで来ると多少記憶も鮮明になるなw
高校に入った頃は、映画を見たのがきっかけで、
吉本ばななの「キッチン」とか読んだ。
それまでこの手の本を読んだことが無かったせいか、
妙に新鮮で何冊かは読んだ気がするけど、
ほとんど印象に残ってない。なんでかな???
それから同級生の女の子に薦められて、
初めて詩集なるものを読んでみたり。
それが銀色夏生の「わかりやすい恋」
もともと国語の教科書とかで出てくる詩とかも
結構読むのが好きだったけど、
なんか照れくさくなるようなむず痒さと、
挿絵代わりの写真の美しさにはまって何冊か読んだ。
その影響か、歌でも歌詞を気にするようになった。
高2になって高校時代の親友のくらさんの勧めで、
内田康夫作品を読みふける。
「天川伝説殺人事件」が有名なのかな?
浅見光彦と言えば結構ピンと来る人も多いかも。
トリックやストーリー展開も好きだったけど、
毎回舞台となる日本各地の風景描写が秀逸で、
観光名所や名産はもとより、見落としがちなポイントまで、
とても情感豊かに表現されていて、
読むと必ずそこに行きたくなる。
僕が旅行好きになったひとつのきっかけ。原点かなw
それでもさすがに飽きてきて本から遠ざかりかけた頃、
行きつけの本屋で運命を感じる本と出合う。
それが宮本輝の「彗星物語」。高3の夏休みだったかなw
表紙の絵に引かれて吸い寄せられるように手に取った。
思えばハードカバーの新刊を買った最初の本でもある。
推理小説には無い細やかな心理描写や人物像が、
とても巧みに描かれていて、すぐにその世界に引き込まれた。
特に、おりにつけ登場する犬の描写が印象深く、
最後の最後まで大きな存在感を示してた。
その後すぐ父親の本棚に「海岸列車」を発見。
そのすぐ隣に「失楽園」があって、ちょっと笑った記憶もw
作品はもちろんすばらしかったが、
それ以上に、自分が親父と同じ本を読むようになった事実が、
妙にうれしかったのを覚えてる。
そんなこんなで、その作風に惚れてしまい、つい最近まで、
本が読みたくなったらとりあえず宮本輝って感じだった。
なんか読んだことある本を羅列するつもりが、
プチ自分史みたいになってきたな(^_^;)
他人が読んで面白いものでもないだろうけど。。。
ま、書いてて自分が楽しくなってきたし、
もうしばらくこのネタで行こうw
次回は大学編かな?では?
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