モロッコ一人旅(六日目)

今日でモロッコともお別れ。
過ぎてしまえばあっけないものだった。
10時にTKW&TKNさんと待ち合わせ。
TKNさんとは帰りの飛行機が同じだったのと、
TKWさんは時間が10分違いだったので、
3人一緒にタクシー乗って安く上げようと。

で、今日も結局4時には目が覚めてしまい、
朝食の時間まで日記を書いて過ごす。
少し水を飲んでみたが胃痛はどうやら大丈夫そう。
ってか、順調に空腹を感じてるし問題ないだろう。
テレビではなにやらアメリカの戦争物の映画がやってた。
アラビア語の字幕がちょっと面白くて見続けてしまった。
内容も単純なものだったので案外理解できたのが良かった。

映画が終わった7時頃、一人朝食に向かう。
毎日この朝食が命を繋いでた気がする。最後と思うと感慨深い。
昨日の胃痛の件もあったし、ことさらゆっくり食べてみる。
やっぱりパンが非常にうまい。思い出の味になりそうだ。

食後、身支度&荷造りを終え9時ごろロビーへ。
チェックアウトの前に学会参加者向けの宿泊料を再度確認。
と、そこへTKWさんが登場。しばし閑談。
なにやらATM使ったらカードが出てこなくて困ってるとのこと。
行きはカサブランカで飛行機が欠航しまくりで、
11時間も空港に缶詰になってたらしいし、
もはや自らトラブルを呼び込んでるとしか思えない。
その後、一足先にチェックアウトを済ませる。
領収書の処理を簡単にするためにミニバーは一切使ってなかったし、
宿泊料もちゃんとディスカウントプライスだったので一安心。
一応領収書くれと言ったら、料金確認で見せられたそれが領収書だよ。
って言われた。そうかな?とは思ったけど一応聞いたんだい!
念のためTKWさんにこれで領収書として認められるか聞いてみる。
大丈夫と聞いて一安心。

その後、TKWさんとトラブル対応とTKNさんのチェックアウトを待ち、
いよいよ4日間を過ごしたホテルを後にする。
ホテルを出るとベルボーイがタクシーを呼んできてくれた。
乗り込んですぐに値段を確認してみる。
100DHってことなので相場どおり。良心的だ。
空港までに道すがら、空港の全体像を改めて見ることが出来た。
どうも到着ロビー側だけリニューアル工事が未完成だったらしい。
出発側のロビーがある側とか、表通りに面した側は凄く綺麗だった。
到着ロビーがあれだっただけに心配だったけど、
出発側のロビーは予想外に近代化されていて一安心。
かとおもいくりゃ、チェックインして渡された航空券は手書き。
しかもアルファベットなのに判別が難しいほど汚い字。大丈夫かな。。。

その後、DHの残りを両替。日本円はダメって言われてユーロに換金。
で、出国審査に行こうとしたら、
入り口で出国カードを書けって言われたので書くことに。
地球の歩き方ではいらないってなってたのになぁ???
とはいえ、特に問題もなく出国審査終了。
後は飛行機の時間までお土産を物色。
が、やはりモロッコ土産は怪しいお菓子かオリーブオイルとか、
どうにもお土産としては微妙なものばかり。
免税店では外国製品ばかりで、
モロッコて書いたTシャツとかはあったけど、
Made in Morrocoではないものばかり。
なので、職場用には怪しいお菓子を買っておいて、
あとはモロッコと箱には書いてるけど、
中身はオーストラリア産のマカデミアナッツチョコを買う。

とうとう出発のとき。ここでTKWさんとはお別れ。
無事に帰れたら連絡くださいと言い残して、
俺とTKNさんは飛行機へ乗り込む。
もちろんターミナルなんてあってないような物で、
指定の出口から外へ出て飛行機まで徒歩で移動w
相変わらず真上からの照らす太陽は日差しがキツイ。
自分の影も今まで見たことないぐらい点に近い。
思わず記念撮影w

そういえばチャックインの時に知り合ったフランス人親子。
ここのお子ちゃんがどうも「NARUTO」が大好きらしく、
ずっとその物まねをしてて笑えた。
日本の漫画ってこと以外は内容を良く知らないが、
「カトンノジュツ」とか叫びまくってたw

無事パリのオルリー空港に到着。ここでTKNさんとお別れ。
彼はトランジットでそのままロワシー空港へ。
おいらは明日の便なのでスーツケース持ったままバスでパリ市街へ。
意地でもエッフェル塔と凱旋門は見て帰る!!
そう心に決めてたので、すでにコースは予習済み。
空港から乗ったバスは、まずアンバリッドに到着。
ところが夕方だったからか大渋滞。
通常40分の道のりを1.5時間かかってしまう。
ので、予定していた観光時間が2時間に縮小。とほほ。。。

アンバリッドでバスを降りてからセーヌ川沿いを西へ歩く。
いかにもヨーロッパらしい町並みと、美しい川を眺めながらの散歩は、
持ってるスーツケースの重さを忘れるくらい魅せられてしまった。
15分ほど歩くとエッフェル塔に到着。
通天閣を日本のエッフェル塔と呼ぶことが如何に失礼かを痛感した。
創造したより大きく、そして洗練された全景。
そして、緑豊かな周囲の環境がさらに優美さを演出する。完璧だ。
本当は展望台まで上りたかったが、
ありえないほどの入場待ちの列の長さにあきらめる。
ま、スーツケース引きずりながらは明らかに迷惑だしね(^_^;)
で、エッフェル塔の絶景ポイント、シャイヨー宮へ移動。
そこで写真を数枚とってしばしボケーッと景色に酔う。
我に返るとなんかそこかしこで、
鍵束みたいのを持ってフラフラしてる黒人が目に付く。
よくみると全部エッフェル塔の置物だったw
なんだかありがたみがないなぁ。。。

その後、少し北上しメトロに乗り凱旋門へ向かう。
海外の地下鉄なだけにちょっと緊張したけど思いの他普通で、
日本の地下鉄と大差ない感じの雰囲気だった。
電車に乗り込むと社内で楽器を吹いてる人がいた。
さすがパリだなぁ?なんて関心しながら演奏に耳を傾ける。
で、2曲ほど演奏して途切れたので小さく拍手してみる。
するとその人が近寄ってきた。よく見ると手に紙コップが。
あ、チップってことね。。。
そんなこんなで無事に凱旋門到着。
でっかい通りのど真ん中にそびえるその姿は凄い迫力。
前から後ろから横からと丹念に見て回る。
何しろそこら中に精巧な彫刻が施されているから見逃せない。
エッフェル塔同様、少し細長い階段を上ると展望スペースがあるらしい。
が、エッフェル塔と同様の理由で断念。

凱旋門からロワシー空港へエールフランスのシャトルバスで移動するため、
バス停の方に向かうとすでにバスが止まってた。
なので、乗り込もうとすると運転手に怒られた。なんで???
とりあえず一旦下車して理由を尋ねようとしたら扉を閉められた。
なんだか感じ悪いなぁ。。。と思ってたら、バス停の張り紙に気づく。
どうやらスト中らしく本数が半分以下になってる模様。なるほど。
で、ベンチに座って待ってるとアメリカ人の綺麗なお姉さんがやって来た。
「このバスでないの?ストのせい?次は何時にでるの?」
ってな感じのことを聞いてきたので、
「わかんない。聞こうとしたら怒って扉閉められた」
と回答。するとそのお姉さんが全部聞いて教えてくれた。
とりあえず15分ぐらい待てば出発してくれるらしい。
ってか、本当に綺麗なお姉さんで、
実はもっと仲良くなりたかったんだけどなぁ。。。やっぱもっと英語勉強しよw

でもって無事にバスは発車し、ロワシー空港に到着。
空港からはホテルのシャトルバスでホテルへ。
と思ったら、なかなかバスが来ない。
結局40分ぐらい空港前のバス停でボーっとしてた。
あきらめてタクシーか?と思った瞬間にバス登場。無事ホテルに到着。
もう面倒だったし、自販機でサンドイッチと飲み物を買って夕飯終了。
風呂に入って部屋でのんびり。いや?充実の一日だったなぁ。。。

明日はいよいよ帰国の途に着く。
あ?早く米が食いたいw

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