キーパーソン

今日はたっきーさん、なかさんとミーティング。
当初の予想を覆す結構白熱した議論になり長期化。
気がつきゃ5時間も続いてた。
基本的にはタッキーさんへの僕となかさんの現状報告なのだが、
その際のコメントが以下、
「会社の仕事に注力すると、システム作りとかフレームワークの構築とか、
 形になるからわかりやすく、やりがいも感じやすいと思うよ。」
なんだ、解ってくれてるんじゃないか。と思ったが真意は以下の一言にあった。

「でも、研究者としての君の将来を考えるとどうだろう?
研究者としての評価は論文なんかの業績でしか評価されないんだよ?
確かに今の方向で進めれば会社の君への評価は上がるかもしれない。
でも、それは外には持って出れない。
いつ放り出されるかわからない現実がある以上、
自分自身に残る業績を目指して研究を進めるべきじゃないのか?
だから君には今とは違う形で頑張ってくれることを期待したいんだ」

へこんだ。まじでへこんだ。
同時に、そんな風に心配してくれる人が身近にいることが嬉しかった。
僕の研究内容の幅を限定する方向でしかコメントをもらえない他の上司は、
良くも悪くも企業人なので、プロジェクトへの貢献度を評価しようとする。
それはきっと会社と言う組織では正しいことだと思うし、仕方が無いことだとも思う。
でも、単年契約しか貰えない現状を考えると自分の業績を軽んじることは得策ではない。
頭ではそれが解っていても、食ってかなくちゃいけない現実を考えると、
ついつい解りやすく楽に評価される方向に流されてしまっていた。
何気に普段は自分の中で軽視してる感の強いタッキーさんだけど、
結婚を決めるきっかけになった一言、

結婚するのにベストなタイミングなんてない。
ベストでない言い訳なんていくらでも出来るんだから。
要は覚悟と勢いだよ。

と言ってくれたのもタッキーさんだった。
そして、研究者として生きて行きたいというモチベーションや、
研究の面白さを思い出させてくれるのもいつもタッキーさんな気がする。
結構いいかげんで自己中なやり方に不満を感じることもあるけど、
案外僕にとってのキーパーソンなのかもしれない。

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