いま、会いにゆきます

今日はどうも出かける気分じゃなかった。
そんな日は読書に限る。
数日前に古本屋で何冊か買った小説の中に、
「いま、会いにゆきます」があったのを思い出す。
軽く食事を取ってから読みふける。

映画は少し前にDVDで見たのだけれど、
設定が様々な所で異なる。一番驚いたのは、
映画であれほど話題になってた絵本が原作では存在しないこと。
そして原作のキーパーソンであるノンブル先生が出てこないこと。
そのことでラストシーンが別物になってしまっている。
この違いが物語の印象をかなり異なるものにしている。
個人的には原作の方が感じる部分が多かった。
偶然と必然が交錯する瞬間、何かを得て何かを失う。
そこに渦巻く感情の描写は本当に素晴らしかった。
が、映画のほうも独自の登場人物による新しい人間模様や、
映像美の強みを生かした描写の美しさやスピード感など、
また違った魅力があり、非常に感動した。
タイトルや基本設定は同じだが別の物語。
そうとらえるほうがより自然な気がする。
そのあたりは物語のエピローグに顕著に現れていると思う。

ま、何だか堅苦しく感想を述べてみたものの
結局どっちも泣いた訳で。。。(*’-‘*)
いやはや、有意義な時間だった。

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